【3F UL GEAR Beetle 16 2.0レビュー】ファミリーテント選びで迷った私が選んだ決め手とポイントまとめ
「ファミリーキャンプ用のテント、どれを選ぶべき?」
そう迷っている方にこそ読んでほしい、3F UL GEAR Beetle 16 2.0のリアルレビューです。
この記事では、私が購入前に悩みに悩んで比較検討した他の人気テント(クアトロアーチ2ルーム+RF、ウィングフォート、BUNKER)との比較や、実際に家族4人で使って感じたメリット・デメリットを詳しく紹介します。
本音で書いたからこそ、見えてくる注意点や失敗しない設営のコツ、気になったポイントとその対策まで網羅。スペック比較では見えない、「使ってわかる真実」をまとめました。
「ファミリーテント おすすめ」「キャンプ テント 比較」「3F UL GEARって実際どう?」と検索している慎重派のあなたに、役立つ情報を届けます。
こんな人にこのレビューはおすすめ
- ファミリーテント選びに悩んでいる方
- 設営、撤収、荷物の出し入れを最小限にしたい「ずぼらキャンパー」
- オールシーズン対応、全部ある程度カバーしたい
- 見た目もかっこいいテントがいい!
私自身、「子どもたちと超快適にキャンプできるテントが欲しい」もちろん見た目も大事!と思って、数ヶ月間比較検討を重ねた末にBeetle 16 2.0にたどり着きました。
購入前に迷ったファミリーテント候補3つ
テントは高い買い物。しかも、実物を見るのが難しいモデルも多い中で、候補に挙げたのはこの3つでした。
1. [ビジョンピークス] クアトロアーチ2ルーム+RF(限定色)
デザイン・広さ・設営のしやすさ、バランス良く、国内ブランドならではの安心感。
なんといっても、ルーフフライ一体型の大きく開放的なタープが魅力的。
限定色の黒、引き締まった外観がたまらない…。本当に最後まで迷った一張。
2. TOKYO CRAFTS「ウィングフォート」
スタイリッシュな外観、設営バリエーション豊富さが魅力。最近流行りのTPU(オプション)で、拡張性も◎
たしかにバリエーションも見た目も最高!そのぶん、ペグうちも多くなるし、使いこなせるか?と疑問が…
一度腰を据えたら、なるべく飲んだくれたい派である自分との相性を考慮。
開発コンセプト上、ルーフフライの設定はなし。んん、でもな、あったほうがやっぱりいいよなとということで落選。
3. Dawning Fire ミリタリー風エアテント【BUNKER 地堡】
エアフレームによる設営の手軽さが魅力。注目度ナンバーワン!見た目のインパクトは抜群。パップ型の大型テント。ミリタリーな外観がかっこよすぎる。
ただし、重量は40キロオーバー。お値段も重量級。
これって、ほんとに手軽?いや、無理。ロマン枠ということで早期に落選。

3F UL GEAR Beetle 16 2.0を選んだ決め手
- 横幅が広く、レイアウトの自由度が高い
- テント内で寝る・食べる・くつろぐが完結できる
- 見た目がシンプルでかっこいい
- 風の抜けが良く、夏でも空気がこもりにくい
- 遮光性が高く、日中も快適

とにかく「自分たちの生活空間」がまるごとテント内で完結できるという点に惹かれました。就寝時も、出入り口を閉めるだけで良い(外のものをしまい込む必要がない)
家族4人でのキャンプを「いかにラクに、ストレスなく楽しむか」を重視した結果、このテントが最有力候補になったのです。
実際に使ってわかったBeetle 16 2.0のメリット(狙い通りでウキウキ)
1. 最大高210cm!182cmの私もかがまず移動できる
テント内の高さは210cm。182cmの私でも腰をかがめる必要がなく、快適に移動できます。これは地味に効きます。
入り口高さは約180㎝。出入りの際は若干かがむ必要はあるが、ほぼ気にならない。(中が快適すぎるせいで、入り口の高さを忘れてたまに頭ぶつけるけど。)
2. 横幅が広く、動線が確保しやすい
イスやテーブルを置いても通路がしっかり残るので、ギアをいちいち移動せずに済みます。
テント内での移動時の窮屈さがかなり軽減されるので、家族で使うならこの“移動のしやすさ”はかなり重要。

3. 遮光性・通気性ともに高水準
真夏の日差しでもしっかり遮ってくれる生地。そして風がよく抜ける構造なので、こもり感が少なく快適。とはいえ、カンカン照りの時に、特徴である天井メッシュを全開放は無理。太陽の位置によって、開ける天窓を調整していく必要はある。

日差しの入りを避けて、空気の循環目的で、ちょっとだけ開けて使用することもできるので、こもり防止能力は他のテントに比べて優秀!

天井部分はシール処理はしていない。これはある意味、コストを抑える潔さです。
雨天時は、ルーフフライで対応しよう。

4. 生地の質感とルックスが良い
本体材質を70Dリップストップ生地仕様。厚みのある生地は安心感そのもの。どうやら、ほかのレビューでは収納袋がしょぼいという話もありましたが、今回買ったブラック仕様は、テント生地と同じ素材の収納袋。サイズ感も余裕で、むしろ高級感あり、嬉しい誤算でした。

7つの惜しいポイントとその対策
① ポールが長くて設営時に注意が必要
最初の設営時、ポールがと跳ねて、車に当たりそうになりました。周囲に十分なスペースを確保して設営するのが安全です。あと、初回設営時はポールが固く、それなりに力が必要。二回目以降は、程よく癖がつき、問題なし。
手順さえ覚えてしまえば、設営は“超”楽な分類
② トグルボタン用のリボンが使いにくい。縫製が謎の箇所も
トグルボタンを留めるリボンに伸びがない。ささっとまとめたい時は、若干のストレスポイント。
一部の縫製が雑で、そもそも届かない箇所も…(苦笑)
ただ、それ以外は丁寧で、変に生地が透けていたり、ほつれていた個所はなく、品質は良かったです。

→ 対策1:どうしてもトグルボタンを使用したい場合は、100均でゴムを購入して取り付けるのが◎
必要な箇所には、シリコンの輪ゴムを取り付けました。
→ 対策2:天窓部分は、トグルボタン使用しない方がスタイリッシュ、かつ簡単にまとめることができる!

まずは、お好みの位置まで開放して

くるくると巻いたら

ジッパーを、少し戻すと

なんということでしょう✨
トグルで固定するよりも、きれいにまとまる!(しかも、簡単早い)
③ インナーテントの吊り下げフックが使いにくい
フックが固く、着脱時に力が必要。頻繁に設営・撤収する人にはややストレス。

→ 対策1:一度設営したら外さない前提で使う (マインドを整える)
→ 対策2:別途フックやカラビナを購入して、取り換える。

とりあえず、手持ちのカラビナで対策してみた。
④ 虫を外に逃がしにくい構造
ドーム形状の宿命、虫を外に追い出すのはやっぱり難しい。
手で払える虫はいいが、刺す系の虫は、これがあると安心!

虫取り網を一つ準備しておけば、子どもも遊べるし、テント内に迷い込んだ虫を外に逃がすときにも大活躍
⑤ フロントドアを固定するフックがない
商品説明には、フロントドアは半開閉・全開閉可能を作り上げ、利便性が高く仕上がりましたと記載されています。

ただ、実際は半開きで使うとき、垂れた幕が風でバサバサします。まとめるためのトグルも付いていない。単純に、私が見落としているだけか、使い方が間違っているのか…。これについては、ちょっと対策を検討中。

もし、こんな使い方いいよ!ってアイデアある方は、教えてくだされば助かります!
⑥ ジッパーの取っ手が小さいタグ状で開閉に摘み力が必要
見た目はかっこいいけど、使いにくい。コストを抑えた結果なのかな?
これは、もはや惜しいポイントとしていっていいかも微妙ラインなんだけど。握力(ピンチ力)に自信がない、気になる人だけ、対策すればOK。
パラコードやジッパープルを取り付けるのが吉ね。簡単!

⑦出入口はダブルジッパーにして欲しかったなぁ。
せめて、ここがダブルジッパーならもう少し自由度が高かったのかな…。
これは対策のしようがないんだけど、セリア「テント用ファスナーバー」110円(税込)で少しでも操作を楽に!
ベスティビュール、インナーテントのサイズ感は?

拡張テントと拡張テント用インナーテントも購入しました。

家族4人で余裕の広さ。小学生の子ども2人+大人2人でも「寝苦しさゼロ」。
シングルマットを4枚敷いても、中に荷物を置くスペースあり、影も濃く、圧迫感もなく快適に眠れます。
インナーテントの床面は縦210㎝×横320㎝程度のサイズ感(適当測定)。

縦幅は約210㎝(ピンと張れば220㎝くらい)

横幅は約320㎝

インナー内にランタンフックやポケットもあり、使い勝手は上々です。
欲を言えば、入り口にもポケット欲しかったな。
インナーテント用グラウンドシート付属していませんでした。
インナーテントにセットで付属してくるレビューもありましたが、発売時期によって違うのかもしれません。
オプション購入するか、自作するか。お財布と相談して、私は自作します。
設営・撤収時のポイント&コツ
- 設営人数:1人でも可能だが2人いると圧倒的に楽(そりゃそうだ、推奨が二人だから)
- ポールを組み立てるときは、車や人に当たらないよう周囲の安全確認を
- 立ち上げ前に、この4か所は必ず最初にフックをかけよう!
これで、天井アーチがしっかり固定され、抜けてバラバラになることが防げます。

- 最初は30~40分、慣れると15分程度でいけちゃうくらい簡単設営
設営に若干のクセはあるものの、一度覚えればとてもスムーズに立てられるテントです。
ほぼ勝手にピン張りです。
そもそもYKKのジッパーなので、品質は全く問題ありません。
注意ポイントとしては、温度の変化によって、生地の伸び縮みがあるので、やりすぎるとジッパーが渋くなることも。
伸縮を予想して、ゆとりをもたせて設営するのが良いです。
撤収の際は、三又の部分からポールが抜けにくくなっていました。
外せない場合は、二番目の接続から外すと簡単に取れました。下の画像参照

結論|買ってよかった?→YES!
このテントの魅力は、「使いこなす楽しさ」にあります。
完璧ではないけれど、自分好みに育てていく感覚が楽しい。
・広さ、快適性、動線の良さ
・カスタムの余地が多く、遊びがいがある

高い買い物だからこそ、後悔のない選び方を。
このレビューが、少しでも参考になれば嬉しいです!
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